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ネコ胎児の透明標本

2015. 1. 4 公開

 

 夏の暑さに耐え切れなかったらしい野良猫の死体を回収し、骨格標本にしようと解剖すると、

4匹の胎児が出てきた。母猫が小さく痩せ細っていたので外見では身篭っているとは気付かず、開腹して見覚えのない臓器(4つの膨らみがある子宮)を発見して非常に驚いた。腹の子に与える栄養に体力が追いつかず、母子共々息絶えてしまったのだろうか。

 捨ててしまうことなど出来ず、かと言って普通の骨格標本に出来る気はしなかったので、透明標本にすることにした。透明標本作成はこれが初だったが、一応はどうにかなったような気がする。

 向かって左は軟骨染色無し、右は軟骨染色したがほとんど染色されず。

 残り2体はホルマリン固定してエタノール中に保存している。合掌。

 

プリアプリダの午後

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